我が国のお香の始まりは6世紀、仏教とともに渡来したとされています。その芳香で場を清めると考えられ、仏事・神事・宮中行事でも使われるようになりました。
現在の形のお線香は、江戸時代に中国から製法が伝わり、使いやすいことで広く普及しました。香木と漢薬、タブノキなどを練り上げて作り、原料やその比率で、それぞれのお線香の特長的な香りが決まります。
香木は、白檀・沈香・伽羅などで、東南アジアの特定の植物が、内部に結んだ樹脂を切り出して乾燥させたもので、同じ種類の植物でも必ずしも香木が取れるとは限らず、まさに自然界からの贈り物です。
実は最近ではお線香をお供えするためではなく、自分のリラクゼーションを目的として利用する人もいます。
お香はよくリラクゼーションの目的で利用される事が多いのですが、お線香にもたくさんの香りの種類があり、いろんな物が発売される様になりました。
お線香とお香は原料においても、作り方においてもとても似ています。お線香はお供えなど日常生活などでもよく使われます。
そのため、使いなれている人も多く、使いやすいのかもしれません。
折って使用すると燃焼時間を調節する事もできます。